2015年10月9日金曜日

電話帳その後・・・・

しばらく更新が空いてしまいました。
4年越しになりますこのブログも、そろそろ佳境に入ったのかなと思っています。


この間に、何件か「ご質問」をいただきました。

はんこ屋をやってみたいと考えておられる人が結構いらっしゃるのだなと思い、ちょっとうれしかったりします。では、はじめますね。





さて、前回は電話帳の広告のことを話しました。
その後も電話帳で、お客様が取れているのかというところを今日は説明します。

私がこの仕事を継続することが出来たのは、偶然申し込んでしまった電話帳だったというのは前回にお話したとおりです。
その後、時代が変わったと言うことで、電話帳でお客様が取れる件数は随分減ってしまいました。


はじめて電話帳広告を出してから、かれこれ10年以上経つのですが、明らかに電話帳は媒体としては劣化してしまいました。

かつては電話帳といえば、「はんこ屋」だけでなく、
「病院」
「消費者金融」
「探偵」
など、広告量はかなりあったのですが、今それらの業種は別のところに行っています。


広告量かなり減りました。
NTTは、必死で広告主を取り戻そうとしているようですが、全然ダメです。
やることが全部裏目です。企画力の不足を感じます。
 


電話帳が魅力の無いものになっている原因の1つに、地域の細分化があります。
かつては広域に同じ分厚い電話帳を配布していました。これがよかったのです。


例えば、県単位で1冊1000ページぐらいあったのです。
それが今は、県の北部版、南部版、と分かれて、400ページぐらいになっています。
かつては市外のお客様もけっこうあったのですが、細分化されるとそういうお客様が全く無くなりました。

じゃ、近隣の別の地域にも小さな広告を出してみようと出すのですが、そういうのはダメみたいです。
広告料金は安くなっていいのですが、私達にとっては魅力の無い電話帳になっています。
毎年、NTTの更新の際に、そのことを言っているのですが、全然改善されません。

今年のものなどは、「暮らしのカレンダー」や「学生さんによる観光リポート」など、おおよそ電話帳に不要な余計なものが無駄に掲載されています。

かつてはドル箱だった色んな業種(金融や探偵さんなど)も、電話帳から手を引き出しています。
そう感じますね。実際、広告は減り続けています。





それに取って代わったのが「ネット」です。
ネットを制するものが、業界を制するという勢いで、ネットの「はんこ屋」さんが、ものスゴイ勢いで伸びてきています。

価格もかなり安いです。
正直、うちの「卸値」でも敵わないぐらいの値段です。

以前は地元の業者さん達には、私たち「FC系」のはんこ屋が価格破壊をして嫌われていましたが、今度は私たちが、ネットのはんこ屋に嫌悪感を抱く局面になりました。

丁度、日本全体もバブル崩壊で、不景気が何年も続いていて、FC系の店舗も続々と閉店していくという感じでした。

デフレ、デフレで、年々モノの値段が下がっていきます。
はんこも例外ではありません。
はんこのいいところは、粗利率が高いというところなのですが、それを捨てて売上に走るネット業者が価格破壊を起こして行きました。



もちろん、ネットでは勝負が出来ません。
電話帳は年々お客様が減っている。


そんな感じで、またまた苦戦を強いられるようになりました。

が、意外なことに、(まあ意外じゃないんですけど)売上が上がり続ける商品群があったんですね。
これがあったので、私はまだ生き残れています。




では、どんな商品が売れるのか、これは次回にお話いたします。


3 件のコメント:

  1. はんこや21に加盟するか悩んでおります?加盟したい理由はFCがうたう継続率の高さです。ただ内部の事情がみえてこないのですが大変安全なフランチャイズなのでしょうか?

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  2. 個々のFCの内容は実はよくわかりません。
    はんこや21は、はんこFCのなかでは、No.1だとは認めます。
    店舗数、加盟者数、継続率も多分トップですね。

    商品構成も多いうえに、印刷やサイト作成にも特化していて、顧客獲得→継続も頑張っている印象はあります。

    ただ、私と同時期にオープンした大阪市内の近隣のお店で、現在も残っているというところは無い気がします。
    20年前のことなので、何とも言えませんが・・。

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  3. 私も「はんこや21」に加盟していたら、別の人生があったのかもしれません。

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