なぜ、「はんこFC」にしたのかなんですが、理由は2つです。
①加盟金等が支払える範囲であった
②やれそうな気がした。
この2つです。
それぞれ説明します。
「FCへの加盟金」は、たしか100万円ぐらいでした。
仕事を教えてもらうための研修費が14日間で30万円、
印鑑を彫刻する機械、名刺を印刷するプリンター、
商品を陳列する什器やカウンター、レジなども必要です。
などがしめて500万円、
その他、商品の仕入れや、
店舗もこちらで用意します。看板もつけなければいけません。
看板は100万円ぐらいかかりました。
店舗の保証金が250万円、不動産屋への手数料が34万円、
これに私が用意した店舗は、毎月34万円の家賃がかかります。
何やかやで、1500万以上のお金が必要でした。
でも、FCでの独立は、これでも安かったのです。
飲食店だとこうはいきません。
店舗取得だけで、2000万は必要でしょう。内装費用もかかります。
当時流行っていた、「中古車買取店」「宅配すし」「コンビニ」なども魅力的でしたが、
資金的に、これは無理でした。
私が持っていたお金は、サラリーマン時代の貯金が500万円、
退職に伴って、持ち株を売却したり、退職金もあったので、
あと400万円ぐらい持っていました。
多分、1500万ぐらいは必要だったので、不足の数百万円は、
国民金融公庫へ、融資を申し込んだのです。
この資金計画を見てわかりますか?
私は、全財産をこの事業に投資しています。
そのうえ、数百万の借金もしました。
まさに、人生の全てを賭けての戦いでした。
しかも、失敗は即没落に繋がっています。
失敗は絶対に許されないのです。
冷静に考えれば、まさしくそうでしたが、この時の私は明らかに冷静さを欠いていました。
とにかく、独立しなければ、
店さえ出せば、あとは大丈夫、儲かるようになっているのだと、
そうして貯金も借金も全て捧げました。
すぐに取り戻せるのだから、商売とはそうしたものなのだと考えていました。
FC本部が「こうしてください」と、言うのでその通り従ったわけです。
何しろ、
「FC本部の言うとおりにしていれば、今後一生お金には困らない」
と、確信していたので、
そうしてその結果がどうだったか、恐らくあなたの予想通りになるのですが、
そのことはもう少し待ってください。
その前に、はんこ屋を選んだ理由②の、
これなら出来るかもについて、次回にお話します。
0 件のコメント:
コメントを投稿